カナダのトロントには、長年、カリブ系移民を温かく受け入れてきた地区がある。大きな困難を乗り越え、この地区は今日も繁栄を続けている。
文＝HEATHER GREENWOOD DAVIS／訳＝稲永浩子
ギャラリー：カナダの「リトルジャマイカ」、私を惹きつける文化の絆 写真8点
トロントのリトルジャマイカで、自分の姿が描かれたレゲエ・レーンの壁画の前に立つミュージシャンのジェイ・ダグラスさん。1950年代以降、このエグリントン・ウエスト界隈は、カナダ最大の都市トロントのジャマイカ系やカリブ系コミュニティー文化の中心地となってきた。（PHOTOGRAPH BY BRIAN B. BETTENCOURT, TORONTO STAR / GETTY IMAGES）
広大な緑地、オンタリオ湖沿いの美しい景観、国際色の豊かさから、トロントは「公園のなかの都市」とも呼ばれている。（PHOTOGRAPH BY CHARLINEXIA, ONTARIO CANADA COLLECTION / ALAMY STOCK PHOTO）
筆者と母のヘルマ・グリーンウッド、1973年、リトルジャマイカの自宅アパートで。（PHOTOGRAPH COURTESY OF HEATHER GREENWOOD DAVIS）
筆者の父、ウォーリー・グリーンウッドは、1970年代にエグリントン・ウエストに住み着いた多くのジャマイカ系移民のひとりだった。（PHOTOGRAPH COURTESY OF HEATHER GREENWOOD DAVIS）
エグリントン・ウエストにある「モニカズ・ビューティサロン＆コスメティックス」の店主、モニカ・ルイスさん。この店は、数十年間、リトルジャマイカで営業を続けている。（PHOTOGRAPH BY CARLOS OSORIO, TORONTO STAR / GETTY IMAGES）
「ウィズダムズ・バーバーショップ」の店主、ジミー・ウィズダムさんは、1980年にリトルジャマイカで開業した。（PHOTOGRAPH BY JON BLAK）
「ジャマル・カリビアン・カスタムテーラー」の店主、バーナル・スモールさんは、60年以上もこの仕事を続けている。（PHOTOGRAPH BY JON BLAK）
賃料の高騰、交通の混乱、世界規模のパンデミックにも負けないトロントのリトルジャマイカでは、本物のカリブ文化の雰囲気が楽しめる。（PHOTOGRAPH BY CARLOS OSORIO, TORONTO STAR / GETTY IMAGES）
