南米のガイアナ、ブラジル、ベネズエラの国境が交わる多雨林にそびえるロライマ山。地元の人々はこの山のように頂上が台地状になった山を「テプイ」と呼ぶ。何億年も前にあった高原が浸食されてできた地形だ。（PHOTOGRAPH BY RENAN OZTURK）

調査隊のカヌーにガイドが乗り込み、からみ合う倒木を避けながら、ククイ川とアタロ川を進む。こうしてガイアナの多雨林の奥深くを目指した。（PHOTOGRAPH BY RENAN OZTURK）

カエルなどの新種を探す79歳の保全生物学者ブルース・ミーンズ。今回の調査中、彼は多くの川や池を探索した。一つの池でさえ、ほかの場所にはいない固有種が見つかることがあるという。（PHOTOGRAPH BY RENAN OZTURK）

密林を抜ける64キロのトレッキングで調査隊の先導役を務めたのは、ベネット・モリス（右端）をはじめとする、先住民のアカワイオの男性たち。つえ代わりの棒とマチェーテ（刃の長いなた）を頼りに、パイクワ川上流域から、ウェイアシプ山と呼ばれるテプイの麓まで歩く。（PHOTOGRAPH BY RENAN OZTURK）

テプイ登攀（とうはん）では世界屈指のベテラン登山家、フコことフェデリコ・ピサーニが、後続のアレックス・ホノルドとともに、ウェイアシプ山の断崖を登る。岩壁の割れ目などに潜む新種のカエルを探している。テプイの断崖絶壁はこれまで科学調査が行われたことがない。（PHOTOGRAPH BY MATTHEW IRVING）