インド北東部にあるメガラヤ州では、モンスーンの季節になると、エメラルド色の谷や深い渓谷を雨水が勢いよく流れる。この一帯で、森に深く根ざした生活を営んでいるのがカシ族だ。近代的な建築資材が利用できるようになるずっと前から、カシ族は荒れ狂う川を超えて点在する村々をつなぐ巧みな方法を生み出していた。インドゴムノキの根を用いた「生きている橋」である。
ギャラリー:「生きている橋」と暮らす人々 写真19点
インド、メガラヤ州の東カシ丘陵にある、生きている根の橋を渡る子供たち。こういった橋は、傾斜が激しいこの地域の村をつなぐものとして欠かせない。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
メガラヤ州有数の観光地チェラプンジにある2段になった根の橋。成長する観光産業が地元の経済を支えている。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)

マウリノンでは、すべての村人が環境保護を担う。公共の道路や場所は、毎日掃除される。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
マウリノンの教会に通う少女。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
干されている色鮮やかなシーツ。マウリノンの村にて。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
竹でできた展望台。晴れた日には、バングラデシュとの国境へ向かう道を見渡せる。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
マウリノンの教会でベルを鳴らす男性。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
日曜日、教会で行われるミサと聖書学校にやってきたマウリノンの村人たち。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
伝統的なカシ族の傘で激しい雨を避ける女性。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
マウリノンの村では、家を建てるために自然の資材が使われている。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
竹でできた家で夕食の準備をする女性。マウリノンにて。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
マウリノンのレストランで出される伝統的な夕食。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
窓から外を眺める男性。マウリノンにて。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
霧のベールに包まれる東カシ丘陵の生きている根の橋。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
生きている根の橋を見るために、メガラヤ州にはインド中から観光客がやってくる。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
チェラプンジにある、2段になった根の橋につながる石段。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
メガラヤ州は、深い熱帯雨林とカシ族が守る聖なる森に包まれている。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
モンスーンの季節になると川は氾濫し、急激な流れによっていつも虹がかかって見える。 (PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)
メガラヤの急斜面を流れ落ちる水。ここは地球上有数の多雨地域だ。(PHOTOGRAPH BY GIULIO DI STURCO)


















