• ドイツの医院で医師たちが手術前に手を洗う。手洗いは、19世紀後半になるまで一般的ではなかった。(PHOTOGRAPH BY JOKER, DAVID AUSSERHOFER/ULLSTEIN BILD/GETTY)

  • ハンガリー人医師ゼンメルワイス・イグナーツは消毒の先駆者だったが、手洗いを医療の改善と結びつけて説いたことで嘲笑された。(PHOTOGRAPH BY GL ARCHIVE, ALAMY)

  • 画家ロバート・トームが描いたオーストリア、ウィーン総合病院でのワンシーン。医師たちが産科の患者を診察する前に手を洗うところをゼンメルワイス(中央)が見届けている。(PHOTOGRAPH BY LOOK AND LEARN, BRIDGEMAN IMAGES)

  • 2009年にH1N1型インフルエンザが大流行した際、イタリア、ミラノの小学生たちは感染を防ぐため日常的に手を洗っていた。(PHOTOGRAPH BY STEFANO G. PAVESI, CONTRASTO/REDUX)

  • ゼンメルワイスがさらし粉(次亜塩素酸カルシウム)の溶液で手を洗うところを描いたスケッチ。彼の発見は、医療行為の安全性向上につながったが、功績が認められたのは、彼が1865年に亡くなってから後のことだった。PHOTOGRAPH BY BETTMANN, GETTY)

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 新型コロナでももちろん大切だが、19世紀に手洗いの感染症予防効果を発見、推奨してキャリアを失った医師がいた。こんなときだからこそ、手洗いの歴史とともに振り返ろう。

文=Nina Strochlic/編=Amy Briggs/訳=桜木敬子

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