• イタリアのチビタ・ディ・バーニョレージョは、消えつつある集落だ。街がたつ台地は毎年7センチずつ峡谷へと崩れ、現在、生活する人はわずか7人だ。その一方で、2019年には100万人の観光客がこの村を訪れた。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタにあるベルベデーレ・バール周辺をぶらつく、バーニョレージョの若者たち。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタの中央広場、サン・ドナート教会前で手押し車を押す男性。観光客が押し寄せるようになって、広場の地面が削られ、この5年で地面は30センチほど低くなった。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • 2018年のイタリア、チビタ・ディ・バーニョレージョ。急勾配になった歩行者用の橋を渡り、観光客が到着した。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタに残る7人の住民の1人、トニー・コスタ・ヘイウッドさん。毎週水曜日の朝、橋を渡って姉妹町のバーニョレージョへ食料品を買い出しに行く。ヘイウッドさんと、亡き妻のアストラ・ザリーナさんは米国人建築家。1960年代にチビタに移り住み、デザイン、建築、環境管理を促進するため「チビタ研究所」を設立した。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタで生まれ育ったフェリーチェ・ロッキさんが、手製の資料館で訪れる人を待つ。室内は集落の古い写真や、何世代も受け継がれた古い製粉機、農具が所狭しと並ぶ。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタのサン・ドナート教会で、窓からの光に照らされる聖母子像。昨年の聖金曜日のミサで。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • 木のひつぎを覆う赤い布に開いた穴を、ボランティアが繕う。このひつぎは聖金曜日の行進で、15世紀のキリスト像をバーニョレージョに運ぶのに使われる。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • 400年にわたり、チビタとバーニョレージョは聖金曜日を共に祝ってきた。チビタのキリスト像が使われる行進の伝統は、人口が大きく減る中でも、チビタの共同体意識を保つ助けとなっている。(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

  • チビタを囲む谷を自宅のバルコニーから見つめるロッキさん。町周辺のあらゆる場所、岩、小川をロッキさんは知り尽くしている。「今日、背後の山の青さを見ましたか? こんな風に見えたことは数えるほどしかありません」(PHOTOGRAPH BY CAMILLA FERRARI)

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