• 「ソフォクレスの女性像」。アテネの彫刻家レオカレスが創作した有名なソフォクレス像に似ていることから、この名前が付けられた。ルーブル美術館の収蔵品。(H. LEWANDOWSKI/RMN-GRAND PALAIS)

  • タナグラ人形はさまざまな日常の風景を映し出しているが、神話を題材にした像もある。この像は、ギリシャ神話の最高神ゼウスによるフェニキアの王女エウロペの誘拐を描いたもので、ゼウスが美しい雄牛に姿を変え、エウロペがその背にまたがっている。エウロペの髪や衣装に、当時の色彩が一部残されている。フランス、マルセイユにある地中海考古学博物館の収蔵品。(D. GIANCATARINA/RMN-GRAND PALAIS)

  • 2008年、ドイツ、ベルリンの旧博物館での展示の様子。(ARIS/SZ PHOTO/PHOTOAISA)

  • 「レディー・イン・ブルー」。この像は当時の色彩をほぼとどめている。マントをまとい、細長い扇を持つ女性の像だ。フランス、パリにあるルーブル美術館の収蔵品。(A. CHAUVET/RMN-GRAND PALAIS)

  • ギリシャ神話の神ディオニュソスの従者兼教師であるパパシレノス。両手に持ったジル(フィンガーシンバル)に合わせて踊っている。ルーブル美術館の収蔵品。(H. LEWANDOWSKI/RMN-GRAND PALAIS)

  • 老女と2人の子ども。若い女性の像ばかりではなく、老人や身体障害者の像もある。フランス、セーブルにある国立陶芸美術館の収蔵品。(M. BECK COPPOLA/RMN-GRAND PALAIS)

  • タナグラ人形の型。作る際は、前部と後部2つに分かれた型で体を成形後、粘土と水の混合物で形を整える。長方形の土台を付けたら、焼成中に蒸気を逃がすため、小さな通気孔をいくつか開ける。(RENÉ-GABRIEL OJÉDA/RMN-GRAND PALAIS)

  • 20世紀初頭のエジプトでつくられたシガレットケース。タナグラ人形のイラストが描かれている。(PNC COLLECTION/ALAMY/ACI)

  • ギリシャ北部テッサロニキの近郊でタナグラ人形のレプリカを売る商人。1916年撮影。タナグラ人形の人気は20世紀に入っても続いた。(RMN-GRAND PALAIS)

この写真の記事

19世紀後半に発掘された、古代ギリシャの都市国家タナグラの小さな像は、ヨーロッパで大人気になった。こうしたタナグラ人形は、古代ギリシャの市民の日常を描き出している。

文=ÁNGEL CARLOS PÉREZ/訳=米井香織

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