• 消息を絶つ前、写真家の盧広氏は中国の環境汚染や社会問題を詳しく記録していた。天津にあるこの製鉄所は深刻な汚染を引き起こし、隣接する河北省の住民に大きな被害を与えている。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 内モンゴル自治区の工場労働者。盧氏によれば、働き始めて1~2年後に病気になるのは工場労働者によくあることだという。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 石炭火力発電所からの煙が上空に広がる。中国、寧夏回族自治区の石嘴山市で。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 石炭の積み込みを待つトラックが長蛇の列を作っている。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 水辺に座る女性。ここは広東省の川や池の中でも特に汚染がひどい箇所の1つ。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 世界で最も使われているプラスチックの1つ、ポリ塩化ビニル(PVC)を製造する烏海化学プラント。製造過程で出る有毒な廃棄物が、アジア第2の大河である黄河の沿岸に投棄されている。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • ジャン・チャオリアンさん(右)は、この写真が撮られた1カ月後に咽頭がんで亡くなった。この若いカップルが住んでいた河南省西平県の上流にある、工場群からの汚染水が原因とみられる。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 陝西省の古都、韓城市に立ち並ぶ工場。今では石炭と電力の主要生産地だ。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 石炭や石灰を運ぶトラックが巻き上げるほこりをかぶる住民たち。内モンゴル自治区の烏海で。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

  • 石炭エネルギー企業、神華グループの露天掘り鉱山を背景に草をはむヒツジ。内モンゴル、白音華での採鉱を進めるため、砂や石が掘り出されている。(PHOTOGRAPH BY LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES)

この写真の記事

 2018年11月に消息を絶った中国人写真家の盧広氏。環境汚染など、中国当局が神経をとがらせる問題を積極的に取材していた。

文=NINA STROCHLIC/写真=LU GUANG, CONTACT PRESS IMAGES/訳=高野夏美

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