特集ギャラリー:北極海 最後の氷(2018年2月号)

カナダのバフィン島北岸の沖で、6月の太陽に照らされて、海氷とその上に積もった雪が緑がかった青色の池へと変わっていく。北極海では年間を通して氷に覆われる海域が急激に縮小している。PHOTOGRAPH BY BRIAN SKERRY
海氷がほとんどない8月の朝、セイウチがバフィン島の北に位置するデボン島の海岸に上がって、ごろりと横たわる。普段なら海氷の上で休むところだが、氷がないので乾いた陸地で休まざるを得ないのだ。PHOTOGRAPH BY FLORIAN LEDOUX
ハドソン湾の最北部で、ホッキョクグマが海から浮氷によじ登った。クマは海氷の上に陣取り、海面に浮上してくるアザラシを待ち受けるのだ。ナショナル ジオグラフィック協会付きエクスプローラーのエンリック・サラは、狭くなっていくホッキョクグマの生息地を保護しようと活動を続けている。PHOTOGRAPH BY PAUL SOUDERS
ホッキョクグマの毛皮で作ったズボンを見れば、ナイマンギソック・クリスチャンセンが経験豊かなハンターであることは明らかだろう。年ごとに海氷が薄くなるため、犬ぞりでの移動も危険が増している。PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN
バフィン島の北のランカスター海峡に集まったイッカク。らせん状の牙は歯が伸びたもので、長さは最大で2.5メートルを超える。通常は雄だけにしかなく、繁殖相手の気を引くためとも考えられる。PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN,NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE




