メキシコ北西部の半島に暮らすカウボーイたちは、近代化の波や気候変動、新型コロナの影響と闘いながら、数百年続いてきた暮らしを守ろうとしている。
文＝ジェイソン・モトラー（ジャーナリスト）／写真＝バラーズ・ガルディ
特集ギャラリー：メキシコ 誇り高きカウボーイたち 写真12点（2022年2月号）
メキシコのバハカリフォルニア半島に残る数少ないカウボーイ、エレオナリー・“ナリー”・アルセ・アギラーが、ラバとロバを連れて、台地の上にある牧場へと帰っていく。（PHOTOGRAPH BY BALAZS GARDI）
牛の餌を買うお金がないときは、長刃のマチェーテでサボテンをぶつ切りにして、家畜に与える。（PHOTOGRAPH BY BALAZS GARDI）
腹ぺこの子牛が、焼き印を熱するために燃やしていたヤシの葉を食べようと、炎に顔を近づけた。（PHOTOGRAPH BY BALAZS GARDI）
牧場での重労働を終えて一休みするナリーと、一人娘のグアダルーペ。娘は5歳にしてすでに、乗馬と投げ縄を上手にこなす。（PHOTOGRAPH BY BALAZS GARDI）
ナリーがラバとロバを連れて牧場に戻る頃には、日が暮れかけている。降雨は少なくなる一方で、週に3回、片道1時間かけて、谷あいの水場まで水をくみに行かなくてはならない。（PHOTOGRAPH BY BALAZS GARDI）
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