ナチス・ドイツによる「ユダヤ人絶滅計画」のもと、最初にアウシュビッツ強制収容所へ公式に強制移送されたのは、勤労奉仕の名のもと、何も知らずに集められ連行されたスロバキアの若い女性999人だった。劣悪な環境のなか、飢えや病、無慈悲な銃殺により多くが命を落とした。100人に満たなかった生存者の一人が、過酷な体験とその後の人生を語る。

文=Heather Dune Macadam/訳=ルーバー荒井ハンナ