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紀元前700年頃に作られたルリスタンの精巧な馬具。神話上の獣を手なずける角の生えた人物が表現されている。(ARTOKOLORO/ALAMY)
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空からの調査
考古学における航空写真活用のパイオニアだったシュミットは、ペルセポリス遺跡(写真)などで空撮を取り入れた発掘調査を初めて実施した。(BETTMANN/GETTY IMAGES) -
イラン西部、歴史あるルリスタン地方のケルマンシャー平野には、特徴的な山谷が広がる。(GEORG GERSTER/AGE FOTOSTOCK)
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動物を支配する
紀元前1000~前650年頃、ルリスタンで作られた銅製の透かし彫りのピン。こうした「マスター・オブ・アニマル」作品には、男性も女性も登場する。(AKG/ALBUM) -
美しき青銅器
紀元前1000~前800年頃のビーカー。側面にはドラマチックな場面が施され、底面には小さな隆起がある。(LOS ANGELES COUNTY MUSEUM OF ART, AKG/ALBUM)
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金属製の馬の頬当てには、翼を持つ神話上の動物が頻繁に登場する。こちらは紀元前1000~前650年頃のもの。(LOS ANGELES COUNTY MUSEUM OF ART, AKG/ALBUM)
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紀元前1000〜前650年頃のスタンダード。3人の人間が、4頭のヤギとバランスをとっている。(LOS ANGELES COUNTY MUSEUM OF ART, AKG/ALBUM)
イランのザグロス山脈から出土した鉄器時代の青銅器は、1920年代に世界の注目を集めたが、誰が作ったものなのかは現在でも議論が続いている。
文=ANTONIO RATTI/訳=桜木敬子
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