サメの顔:ニシオンデンザメ

2014.08.28
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カナダ、バフィン島付近の海氷の下を泳ぐ“世界一泳ぎのおそいサメ”、ニシオンデンザメ。

Photograph by Nick Caloyianis / National Geographic Creative
 カナダ、バフィン島付近の海氷の下を泳ぐ“世界一泳ぎのおそいサメ”、ニシオンデンザメ。 泳ぎのおそさは、食料探しの障害にはなっていないようだ。赤ん坊が床を這う程度の速度でも、水中で眠っているアザラシなら襲うことができると研究者は考えている。

 一部の個体は盲目に近いことを考えると、アザラシを捕食するニシオンデンザメの能力はさらに印象深くなる。寄生性のカイアシ(小型の甲殻類)が彼らの眼に間借りすると、身体の一部が侵入、残りは外にぶら下がる状態になり(写真でも眼のすぐ後ろに着いているのがわかる)、サメの角膜を傷めてしまう。

Photograph by Nick Caloyianis / National Geographic Creative

文=Jane J. Lee

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