独居房、N・マンデラの足跡

2013.12.06
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ネルソン・マンデラが収監されていた、ロベン島刑務所の独房(政治犯区域Bセクションの独房5)。寒々とした房内には、ベッド代わりのマットと机、バケツが備えてあるだけだ。マンデラは釈放後も、刑務所時代と変わらず毎朝自分のベッドを整えていた。この習慣は、大統領就任後も変わらなかったそうだ。

Photograph by Matt Shonfeld, Redux
 ネルソン・マンデラが収監されていたロベン島刑務所の独房(政治犯区域Bセクションの独房5)。寒々とした房内には、ベッド代わりのマットと机、バケツが備えてあるだけだ。マンデラは釈放後も、刑務所時代と変わらず毎朝自分のベッドを整えていた。この習慣は、大統領就任後も変わらなかったそうだ。 当時、南アフリカ政府は、知名度が高い政治犯をロベン島に投獄していた。外部との郵便物はすべて検閲され、訪問者も時折許可されるだけだった。トイレとシャワーは共用で、マンデラをはじめとする受刑者は毎日、島の石灰石採掘場で重労働に明け暮れた。マンデラは、まぶしい陽光と埃で目を痛めたという。

 政治犯たちは団結し、よりよい条件を求めて当局と交渉。独自のルールで自分たちの行動を律し、互いに知識を教え合った。独房内でマンデラが密かに執筆した自伝『自由への長い道』は、先に刑期を終えた受刑者に託され、今も多くの読者の心を揺さぶっている。

Photograph by Matt Shonfeld, Redux
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