エジプトのワニのミイラ:複数体の骨

2010.04.30
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ワニの姿形に包まれたエジプトのミイラをCTスキャンにより分析したところ、2000年前の本物のワニが収められていることが判明したという。ミイラ包みは全長2.4メートル、当時の彩色が施されたリンネルの布地でくるまれ、様式化されたワニ型のマスクも備えている。今月、アメリカ・カリフォルニア州にあるスタンフォード大学医科大学院で、2体のミイラがスキャンされた。

 ミイラを保管しているカリフォルニア大学バークレー校フィービー・ハースト人類学博物館の修復保存担当研究員アリソン・ルイス氏は、「写真のミイラには少なくとも2頭のナイルワニの骨が入っている。頭蓋骨が2組、肩甲骨と、おそらく大腿骨(だいたいこつ)が1つだ」と話す。

Photograph courtesy John Stafford, Stanford School of Medicine
 ワニの姿形に包まれたエジプトのミイラをCTスキャンにより分析したところ、2000年前の本物のワニが収められていることが判明したという。ミイラ包みは全長2.4メートル、当時の彩色が施されたリンネルの布地でくるまれ、様式化されたワニ型のマスクも備えている。今月、アメリカ・カリフォルニア州にあるスタンフォード大学医科大学院で、2体のミイラがスキャンされた。 ミイラを保管しているカリフォルニア大学バークレー校フィービー・ハースト人類学博物館の修復保存担当研究員アリソン・ルイス氏は、「写真のミイラには少なくとも2頭のナイルワニの骨が入っている。頭蓋骨が2組、肩甲骨と、おそらく大腿骨(だいたいこつ)が1つだ」と話す。

 どちらも、慈善家フィービー・ハースト氏が19世紀末から20世紀初頭のエジプトで入手したとわかっているが、その由来は不明だ。先日、修復と調査が完了し、「保存の技法:エジプトの過去を守る(Conservator's Art: Preserving Egypt's Past)」と題して同館で展示が始まっている。

 動物をミイラにする風習は古代エジプトでは一般的で、数千頭のワニを防腐処理して共同墓地に埋葬していたケースも確認された。ワニの神「セベク」へのささげ物だと考えられている。

Photograph courtesy John Stafford, Stanford School of Medicine
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