羽毛恐竜アンキオルニス(Anchiornis huxleyi)の羽は、赤褐色、黒、灰色、白の複雑なパターンから成る。現生鳥類のように異性を引きつけるなど視覚的コミュニケーションに役立っていた可能性があるという。

 共同研究者でテキサス大学オースティン校の古脊椎動物学者ジュリア・クラーク氏は、「羽毛と飛行の進化について示唆する点に注目してほしい」と話す。「尾部や脚部に長い風切り羽があるが、原始鳥類と比べても明らかに飛行に適さない。しかし、そこにもはっきりとした斑紋としま模様を確認できた。進化によってなんらかの空中移動法を習得するかなり前に、恐竜の1本1本の羽毛には模様があったことになる」。

Illustration courtesy Michael DiGiorgio, Yale
 羽毛恐竜アンキオルニス(Anchiornis huxleyi)の羽は、赤褐色、黒、灰色、白の複雑なパターンから成る。現生鳥類のように異性を引きつけるなど視覚的コミュニケーションに役立っていた可能性があるという。 共同研究者でテキサス大学オースティン校の古脊椎動物学者ジュリア・クラーク氏は、「羽毛と飛行の進化について示唆する点に注目してほしい」と話す。「尾部や脚部に長い風切り羽があるが、原始鳥類と比べても明らかに飛行に適さない。しかし、そこにもはっきりとした斑紋としま模様を確認できた。進化によってなんらかの空中移動法を習得するかなり前に、恐竜の1本1本の羽毛には模様があったことになる」。

 イェール大学の鳥類学者リチャード・プラム氏は、「アンキオルニスの頭頂部や翼の羽毛の役割は、飛行よりもコミュニケーションや信号伝達だった可能性が高い」と付け加える。「性的アピールや縄張りの主張など、さまざまな用途が考えられる。現生鳥類のジョウビタキが良い例かもしれない。エサを空中捕獲する小鳥だが、明るい色の翼と尾の斑点模様は昆虫を脅すためにも使われる」。

Illustration courtesy Michael DiGiorgio, Yale