• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

何もない風景を見たい。その一心で、グリーンランドへと何度も旅をした。そこには目につくものが何もなく、真っ平らな氷の大地がひたすらに続く。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グリーンランド 地の果ての風景

何もない風景を見たい。その一心で、グリーンランドへと何度も旅をした。そこには目につくものが何もなく、真っ平らな氷の大地がひたすらに続く。

文・写真=マレー・フレドリクス

 何もない風景を見たい。その一心で、私ははるばるグリーンランドへと何度も旅した。磨き上げたような純白の無の空間に強く惹かれたのだ。そこには目につくものが何もない。あらゆる方向の地平線に向かって、真っ平らな氷の大地がひたすらに続く。

 辺境の地での撮影は寒く、きつかった。現地に入れば数カ月は氷床の上に張ったテントで暮らす。強風で体感温度がマイナス50℃を下回ることもあったし、地吹雪が何日も吹きやまないこともあった。
 最悪の状況に陥ったときには、オーストラリアに残してきた家族の顔が浮かび、「もう無理だ。命と引き換えにしてまでやることじゃない」と思い詰めもした。

 だが何とか耐え抜いた。何もない空間に長時間、身を置いていると、外界と自分の内面との境がぼやけてくる。思考が緩慢になる一方で、ちょっとした変化にも敏感になる。光や天候のわずかな変化がドラマチックに感じられる。

 3年にわたる6回の旅で撮りためた写真はシリーズ作品として展覧会で発表し、撮影の過程は臨場感あふれるドキュメンタリー映画にまとめた。『Nothing on Earth』という映画のタイトル通り、そこにあるのはまさに「何もない世界」であり、地球上のここでしか見られない風景だ。

※この続きは、ナショナル ジオグラフィック2015年3月号でどうぞ。

この号の目次へ

ナショジオクイズ

頭蓋骨の解析データに基づいてCGで再現されたこの男性、誰でしょう?

  • ソロモン王
  • アダム
  • イエス・キリスト

答えを見る

ナショジオとつながる

週2回
配信

メールマガジン無料登録

メルマガ登録の詳細はこちら

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

広告をスキップ