アカメアマガエル

Agalychnis callidryas
アカメアマガエル
Photographed in Seattle, Washington
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 両生類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 肉食
寿命: 野生: 5 年
体長: 4 ~ 7 センチ

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 アカメアマガエルが真っ赤な目を持つようになった理由は、ほんの一瞬でも敵にショックを与えて食べるのをためらわせるためだ、というのが専門家の間での通説だ。

  熱帯雨林のシンボル的な両生類であり、日中は葉の裏側に張り付いて目を閉じ、体の模様を隠して眠る。そして邪魔をされると、ぎょろりとした赤い目をパッと見開く。さらに水かきのあるオレンジ色の大きな足と、鮮やかな青と黄色の脇腹を一気に相手に見せる。この護身術は“驚き反応”の一種で、鳥やヘビが強烈な色に驚いたすきに、ジャンプして安全な場所へ逃げる作戦だ。鮮やかな緑の体も捕食動物から身を守るのに役立つと考えられている。アカメアマガエルを狙う捕食動物の多くは夜行性で、鋭い視力を武器に狩りをする。強烈な色は彼らの目には刺激が強く、アカメアマガエルが跳びのいた後に敵を惑わす残像を残すのかもしれない。

  体の色は毒々しいが、毒は持っていない。メキシコ南部から中央アメリカ、南アメリカ北部の熱帯の低地に生息する。夜行性の肉食動物で、熱帯雨林の木々の枝葉に隠れ、長くねばねばした舌でコオロギやハエ、ガなどを捕らえる。

  絶滅の危険にさらされているわけではないが、生息域は驚くべきスピードで縮小している。見た目に強いインパクトがあるため、世界規模で熱帯雨林の保護を呼びかける運動のイメージキャラクターとしてよく起用される。

アカメアマガエル
Photograph by Paul Zahl
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