ワニガメ

Macrochelys temminckii
ワニガメ
Photographed at St. Louis Zoo in Missouri
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 爬虫類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
危急種
食性: 肉食
寿命: 飼育下: 20 ~ 70 年
体長: 約 60 センチ
体重: 100 キログラム
1937年に、カンザス州のネオショ川で体重183キロのワニガメが発見されたと言われているが、事実かどうかは確認されていない。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 原始的な形態をそのまま残しているワニガメは、淡水に生息するカメとしては、世界最大の種とされている。逆立った甲羅、鳥のクチバシのように尖ったアゴ、そしてウロコに覆われた太い尾を持つことから、よく「恐竜」と形容される。

 米国南東部の河川や運河、湖に生息しているワニガメの寿命は50~100歳。平均的なオスは甲羅の長さが65センチ、体重が80キロ程度だが、なかには100キロを上回る個体も存在する。オスよりもはるかに小さいメスは、最高でも体長23センチ程度までにしか成長しない。40~50分程度潜水することができ、呼吸の際に浮上する。一生のほとんどを水中で過ごすが、メスは産卵時に上陸し、岸から約50メートル離れた内陸部までのろのろと歩いて行くこともある。

 ワニガメは、体の一部をエサに見せかけて獲物をおびき寄せるユニークな捕食方法を用いる。舌の先に、ミミズのように見える真っ赤な突起を持っていて、川底で動かずにその突起だけを見せ、それをエサだと思い込んで近付いてくる魚やカエルを捕食する。

 現在は危急種に指定されているが、彼らの天敵は人間だ。その肉や甲羅を目的として捕獲されたり、希少生物として取引されたりする。無秩序な乱獲や生息環境の消滅により、ワニガメの個体数は大幅に減少してしまった。したがって、ほとんどの生息域は、州政府による保護下にある。

ワニガメ
Photograph courtesy Gary M. Stolz/U.S. Fish and Wildlife Service
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