イリエワニ

Crocodylus porosus
イリエワニ
Photographed at Gladys Porter Zoo in Brownsville, Texas
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 爬虫類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 肉食
寿命: 野生: 70 年
体長: 5 メートル
体重: 450 キログラム
記録に残る最大のイリエワニは、体長が8.5メートル以上もあった。このワニは1958年にオーストラリアで教師によって射殺されたが、この教師は後にワニの保護活動家となった。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ワニの中で最大で、人間を襲って食べる可能性が最も高いと言われるのがイリエワニだ。平均的なオスは体長5メートル、体重450キロだが、体長7メートル、体重1トンの個体も珍しくない。

  イリエワニは英語で「Saltwater Crocodile」といい、オーストラリアでは親しみをこめて「ソルティ(saltie)」と呼ばれている。生息域は広く、インド東部、東南アジア、オーストラリア北部の汽水または淡水域に生息する。泳ぎが非常にうまく、海上の沖合で目撃されることもある。

  獲物が水を飲みにやってくるのを、水辺の水面下に潜んでじっと待ち続ける。スイギュウやサル、イノシシ、サメなど、アゴで捕らえられるものは何でも食べる。筋肉質のしっぽを叩きつけるように振って突然水面から飛び出し、獲物に食らい付いて水中に引きずり込み、獲物がおぼれ死ぬのを待つ。

  個体数は世界中で20万~30万匹と推定され、絶滅の恐れはあまりない。しかし、イリエワニの皮はワニ類の中でも最も価値が高いことや、密猟、生息地の減少などにより、個体数が減少する恐れは常にある。

浜辺のイリエワニ
Photograph by Sam Abell
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