ルリツグミ

Sialia
ルリツグミ(Sialia sialis)
Photographed at Columbus Zoo and Aquarium in Ohio
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 鳥類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 雑食
寿命: 野生: 6 ~ 10 年
体長: 16.5 ~ 19 センチ
体重: 24 ~ 31 グラム

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 北アメリカに生息する色鮮やかなルリツグミ属の仲間は3種に分類される。ルリツグミとチャカタルリツグミは、全体的に青色の羽を持つものが多いが、胸部は赤褐色をしている。一方、これらの2種と同属のムジルリツグミのオスは、体全体が青色の羽で覆われた真っ青な鳥である。
 
  ルリツグミは、主にロッキー山脈より東側のカナダからメキシコとホンジュラスにかけて分布している。その美しい羽の色と、多くの人の耳には「チャー・リー、チャー・リー」と聞こえる独特なさえずりを特徴としていて、人々に広く愛されている鳥である。米国のニューヨーク州とミズーリ州の州鳥になっている。
 
  一方、チャカタルリツグミは、ロッキー山脈から西側のカナダからメキシコにかけて分布している。ムジルリツグミもまた、北米の西部に多く分布するが、たいていは標高約2000メートル以上に生息している。
 
  ルリツグミの仲間は小さな果実を食べ、昆虫やクモなどを高所から捕食する。まず木に止まって獲物を見つけ出し、地上の獲物目掛けて飛びかかって捕まえる。
 
  春と夏に交尾し、その際に小さなボール形の巣を作る。メスは1回に4個または5個の卵を産み、約2週間抱卵する。孵化後15~20日かけて、親鳥は巣中のヒナの世話をする。通常、1回の繁殖期に2回産卵し、最初の産卵で生まれた若鳥が巣に残り、2回目の産卵で生まれたヒナの世話をする親鳥を手伝うこともある。
 
  緯度が高い地域に生息するルリツグミは、エサ不足のときや、寒くなりすぎると、南下することがある。ムジルリツグミも、同じようにエサが乏しい季節は低緯度地域に移動する。
 
  ルリツグミはありふれた鳥だと思われているが、20世紀に個体数が激減してしまった。しかし、公園や住宅地の裏庭に巣箱の設置が増えたことで、個体数は再び増加している。

ルリツグミ
Photograph by Richard Day/Animals Animals—Earth Scenes
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