シチメンチョウ

Meleagris gallopavo
シチメンチョウ
Photograph courtesy Gary M. Stolz/U.S. Fish and Wildlife Service
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 3 ~ 4 年
体長: 胴体 約 1 メートル; 翼長 約 1 メートル
体重: 2 ~ 11 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 シチメンチョウはアメリカの政治家で科学者でもあったベンジャミン・フランクリンがアメリカの国鳥として選んだ鳥である。この高貴な鳥はアメリカ原住民が好んだ食物だった。シチメンチョウは、エサを探して森林を歩き回るが、草原や沼地でも見られる。彼らのエサは木の実や種子、果物、昆虫、サンショウウオなどだ。
 
  しかし、20世紀初頭には野生のシチメンチョウが従来の生息地を歩き回ることはなくなった。狩猟のために一掃され、森林地帯の生息地から姿を消してしまったのである。
 
  野生のシチメンチョウの再繁殖プログラムは1940年代に始まった。野生の生息個体数は激減したものの、森林がよみがえりつつある地域にこの鳥を移住させたのである。このような努力が功を奏し、ヨーロッパ人が初めてアメリカの地にたどり着いた頃にはいなかったと思われる場所に、現在のシチメンチョウは生息している。現在、この鳥の群れはハワイやヨーロッパ、ニュージーランドでも見ることができる。
 
  オスには、オスだけが持つひだ飾りのある羽、扇形の尾、むき出しの頭、そしてシチメンチョウに共通する明るい色の髭のような肉垂(にくだれ)がある。オスは、1.5キロ離れたところでも聞こえる独特の音を立てて、エサを貪り食べる。
 
  メスは4~17個の卵を産み、卵の孵化後わずか数日間しかヒナにえさを与えない。若いシチメンチョウは、多数の動物を含む母子集団の一員として生きる方法を素早く学ぶ。オスはヒナの世話をしない。
 
  飼育されているシチメンチョウの尾羽の先端は白いが、それは家禽として16世紀初頭にヨーロッパに持ち込まれたメキシカン亜種の子孫であることによる。彼らを野生のシチメンチョウと区別できるのはこの特徴だが、飼育下でのエサ、飼育環境、繁殖方法もほかの身体的特徴の違いの原因となっている。
 
 

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