コウライキジ

Phasianus colchicus
コウライキジのオスとメス
Photographed in Walton, Nebraska
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 鳥類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 雑食
寿命: 野生: 10 ~ 20 カ月
体長: 53 ~ 90 センチ
体重: 約 1 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 コウライキジの原産地は中国と東アジアだが、現在は北アメリカを含む世界中で見ることができる。

 オスは青緑の頭、顔の赤い肉垂(にくだれ)、独特の白い首まわりの輪などで鮮やかな色合いだ。一方、メスはかなり地味な黄色がかった茶色であり、雄雌とも長く尖った尾を持っている。この美しい鳥は野生では頭がよくずる賢いが、ハンターが好んで追い求める獲物である。毎年何千羽ものコウライキジが狩りで捕獲されたり殺されたりしているが、再繁殖プログラムのおかげで個体数は増加しつつある。

 コウライキジのオスは10羽程度のメスとのハーレムを作る。秋に群れをつくり、翌年の春まで群れで生活する。オスは毎年春に縄張りの線を引き、競争相手から自分の領域とハーレムを守る。競争相手との出会いが激しい闘いになることもある。

 この鳥は低木の多い野原や農地を好むが、森林地の藪や湿地にも生息する。メスは野原や生息地の縁に巣を作り、12個以上の卵を産み、オスの助けなしで卵を孵化させる。ヒナの成長は早く、2週間で飛べるようになる。ヒナは6~7週間を母鳥と過ごす。多くの卵が捕食動物や人間によって(特に農場で)破壊され、ヒナの死亡率は高い。

 この鳥は主に地上で生活する。穀物や種子、昆虫、小動物といったエサがあるのが地面の上だからだ。とはいうものの、空を飛ぶこともできるので、突然音を立てて飛び立つことがあるが、驚いたときなどは通常は走って逃げる。キジが飛ぶのは隠れ場所を探すために短距離を飛ぶときだけである。

コウライキジ
Photograph by George F. Mobley
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