カナダガン

Branta canadensis
オニカナダガン( Branta canadensis maxima), カナダガンの亜種
Photographed at Sylvan Heights Bird Park in Scotland Neck, North Carolina
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 鳥類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 草食
寿命: 野生: 24 年
体長: 胴体 76 ~ 110 センチ; 翼長 約 1 メートル
体重: 3 ~ 9 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 カナダガンは、北米で最も良く知られている鳥のひとつ。

 さまざまな生息環境に適応できるので、草や穀物、あるいは水分の多い果実が得られる場所であればどこでも暮らせる。気候や人の生活地域、そして農作パターンの変化にともない、カナダガンはその渡りを変えるようになった。一般的に、カナダガンは北米大陸北部で夏を過ごし、寒い季節がくると南に向かって飛ぶというサイクルを繰り返すが、北部の個体群の中には米国南部やメキシコの越冬地への飛行距離を短くしてきたものもいる。また、公園やゴルフコース、郊外の住宅地など、人里に定住するカナダガンも現れた。空港のような一部の地域では、あまりに数が多くなり、害鳥と見なされるようになっている。わずか50羽のカナダガンから1年あたり2.5トンの排泄物が生じるのだ。

 カナダガンは渡りをするとき、印象的なV字型の隊列を取って飛行する。風向きが良ければ、わずか24時間で2400キロも旅することができるが、普通はもっとゆっくり移動する。騒がしい鳴き声を上げながら、群れは決まった休憩地を含む定まった経路を取る。カナダガンは社会性を持つ鳥であり、巣ごもりの時期を除けば、1年を通じて群れを保つ。

 カナダガンの生息数の増加は、20世紀初頭に減少していた個体数を回復させる野生生物保護プログラムの成功例となっている。法により保護されていて、その個体数が少なくなった一部の地域では、繁殖プログラムの対象となっている。一方で、カナダガンは猟の対象でもあり、農作物に有害であることから、管理上、個体数の抑制に力が注がれている場合もある。

カナダガン
Photograph by Stephen St. John
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