コンドル

Vultur gryphus
コンドル
Photographed at Tampa's Lowry Park Zoo in Florida
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 鳥類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
近危急種
食性: 肉食
寿命:
体長: 胴体 約 1 メートル; 翼長 最大 約 3 メートル
体重: 最大 15 キログラム
あらゆる種類の鳥の中で、コンドルは翼面積が一番大きい。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 コンドルは、空を飛べる鳥の中でも世界最大級。ひときわ巨大で重い。最大で15キロにもなるので、約3メートルの巨大な翼をもってしても、空中に滑空するには風の助けが必要だ。そのためこの鳥は、ほとんど労力を使わずに気流に乗って滑空できるだけの風がある地域に生息する。この鳥はアンデスコンドルとも呼ばれるように山岳地帯で見られるが、海風に満たされた海岸近くや、強い熱気流が特徴の砂漠にも生息する。

  コンドルの大部分が黒色だが、オスには首周りに独特な白い環があり、また、翼にも白い斑紋がある。カリフォルニアコンドルのような類縁種と同様に、コンドルの頭には毛がない。

 コンドル科の鳥たちは猛禽類であり、エサは大部分が腐肉だ。彼らの好みは、野生であれ家畜であれ大型の動物である。海岸に沿って飛び、魚やアザラシなどの死体をエサにする。そして、死体をついばむときに、コンドルは自然の“そうじ屋”としての重要な役割を果たす。この鳥は鋭いかぎ爪を持たないが、卵や幼鳥を狙ってほかの鳥の巣を急襲することもある。

 コンドルは長命であり、人工飼育下では75年を超えて生きたことがあるが、繁殖のペースは遅い。1組のつがいからは、1年おきにたった1羽のヒナが生まれるだけで、親鳥はオスもメスも1年間ヒナに気を配らなければならない。

 コンドルは南米に数千羽が生存していると考えられ、この数を増やすために、野生への再導入プログラムが実行されている。

コンドル
Photograph by Anne Keiser
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