ワオキツネザル

Lemur catta
ワオキツネザル
Photographed at Lincoln Children's Zoo in Nebraska
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
絶滅危惧種
食性: 草食
寿命: 野生: ~ 18 年
体長: 頭胴長 45 センチ; 尾 55 センチ
体重: 2.3 ~ 3.4 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 キツネザルはアフリカのマダガスカル島と近隣の小島にのみ生息する霊長類である。地理的に孤立しているマダガスカルは、地球上のどこにも見ることのできない多くの珍しい動物の生息地だ。大昔に海流が運ぶ植物のいかだに乗ってたどり着いたと考えられるキツネザルは、長い年月をかけてこの隔離された島で独自に進化してきた。
 
 ワオキツネザルは非常に特徴的な白黒の鮮やかなしま模様のある尾を持っている。多くの動物園で飼育されている、おなじみの動物の一つだ。

 木から木へ手足を使って素早く移動するが、ほかの霊長類のように尻尾で物をつかむことはできない。ワオキツネザルは地上で過ごす時間が長いが、これはキツネザルの仲間では珍しい。主に果実を食べ、ほかにも葉や花、樹皮、樹液も食べる。
 
 ワオキツネザルには強烈なにおいを分泌する腺があり、そのにおいをコミュニケーションの手段や、時には武器として用いる。自分のにおいで縄張りを区分し、相手に自分の存在を知らせる。繁殖期には、より強いにおいで相手を上回ろうと競う。分泌液を尾全体に付着させて振り、誰が最強なのかを決めようとする。
 
 彼らは「トループ」と呼ばれる群れで生活する。群れは6~30匹で構成されるが、多いのは17匹程度のグループ。オスもメスも群れで暮らすが、最も強いメスが群れを取り仕切っている。
 
 ワオキツネザルは絶滅の危機に瀕しているが、それは主に彼らが好む乾燥した疎林地帯が急速に消滅していることによる。

尻尾にくるまったワオキツネザル
Photograph by Bates Littlehales
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