ユキヒョウ

Panthera uncia
ユキヒョウ
Photographed at Miller Park Zoo in Bloomington, Illinois
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
危急種
食性: 肉食
体長: 1.2 ~ 1.5 メートル; 尾 91 センチ
体重: 27 ~ 54 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 中央アジアの山岳地帯に生息する美しい灰色のヒョウ。その体は寒さを防ぐための厚い毛で覆われ、幅の広い足はスノーブーツのような機能を果たす。非常に強靭な足を持ち、15メートルも跳躍できる。ユキヒョウはその長い尾を、バランスを保つだけでなく、山岳地域の厳しい寒さからデリケートな体の各部分を守る覆いとしても利用する。
 
  チベットやヒマラヤ山脈に住むウシ科のバーラルや、ユキヒョウの生息域全域で見られるアイベックスを獲物とする。体重が自分の3倍もある動物でも仕留めることができる強靭な肉食動物だが、マーモットやノウサギ、キジ、ガンなどの小さな獲物も捕らえる。
 
  インドのある国立公園で保護観察されていた1頭のユキヒョウが1年間で食べた量は、バーラル5匹、チベットノウサギ9匹、マーモット25匹、家畜のヤギ5匹とヒツジ1匹、鳥15羽だったと報告されている。この報告からもわかるように、ユキヒョウは家畜を襲うことがあり、農民たちがユキヒョウを殺す理由となっている。
 
  このような理由による捕殺や、毛皮や伝統薬の材料となる体の一部を目的とした密猟が原因で、ユキヒョウの個体数は脅かされている。生息地の消失や獲物となる大型哺乳類の減少もその要因となっている。

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