キンカジュー

Potos flavus
キンカジュー
Photographed at New York State Zoo in Watertown
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 雑食
寿命:
体長: 頭胴長 43 ~ 56 センチ; 尾 41 ~ 56 センチ
体重: 1 ~ 3 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 キンカジューは、中南米の熱帯林に生息し、ほとんどの時間を樹上で過ごす。足を後ろ向きにすることができるため、枝の上や幹を上下左右どの方向にも容易に移動できる。また、巻きつけられるしっぽをまるで手のように使う。この便利なしっぽは、枝からぶら下がるときに利用するだけでなく、バランスを取るために使ったり、樹冠部で眠る際に心地よい毛布として使ったりもする。

  まるで霊長類のような特徴を備えるキンカジューだが、実はアライグマの仲間だ。ミツバチの巣を襲うことからハチミツグマ「ハニーベア」と呼ばれることもある。長く細い舌を使ってハチの巣からはちみつを吸い上げたり、シロアリなどの昆虫を巣から引き出したりする。果実や小型哺乳類もエサとし、素早く動く前足と鋭いかぎ爪を使って獲物を捕らえる。活動してエサを食べるのは夜で、朝になると前夜使った木の洞に戻って眠る。

  キンカジューは樹上で群れを作り、毛繕いなどの社会的な行動を互いに行う。姿を見られることはほとんどないが、頻繁に鳴き声を上げるため、熱帯林の樹冠部で甲高く、あるいは鋭く鳴く声が聞こえることが多い。

  メスは、春や夏に子どもを1匹産む。生まれたての子どもの目は閉じたままで、目が見えるようになるまでに1カ月かかる。しかしその後の成長は早く、生後2カ月になるころには、しっぽを使って逆さまにぶら下がることができるようになる。

バルサの花をつかむキンカジュー
Photograph by Mattias Klum
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