イエネコ

Felis catus
眠そうに横たわるバーンヤード
Photograph by Laurie McClellan
(写真クリックで拡大)
早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命:
体長: 70 センチ
体重: 2 ~ 9 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 イエネコは血統にかかわらず、生物学上はすべて同じ種だ。遠い昔から人間と共に暮らしてきた。初めてネコを飼ったのは4000年前の古代エジプト人とされている。野生のネコが、たくさんいるネズミにつられて人間社会に入ってきたと考えられている。そしてネズミを首尾よく捕まえて、人間に重宝されるようになったのである。古代エジプト人たちはネコを女神として崇拝した。かわいがっていたネコが死ぬとミイラにし、ミイラのネズミまでお供につけてあの世へ送った。その後、世界中の人々がネコを社会の一員として受け入れていった。

  野生の仲間と同様、イエネコも生まれながらの捕食動物だ。獲物にそっと忍び寄り、鋭いツメと歯で襲いかかる。夜間の狩りも得意だ。目の瞳孔が光に合わせて収縮するため、たいていの獲物より物がよく見える。聴覚もとても鋭い。また、動きは素早く身のこなしも軽い。長いしっぽはバランス感覚を保つのに役立っている。

  ネコは木やフェンス、ポスト、家具などにツメ跡を残したり、尿でマーキングをしたりして互いに意思の疎通を図る。においを残して、ほかのネコに自分の縄張りを主張するのだ。また、イエネコは、うれしいとのどをゴロゴロ鳴らし、怒るとギャーッと叫ぶなどさまざまな鳴き声を出す。

  イエネコは通常は肉食で、腸は生肉の消化に十分な程度の単純なつくりになっている。また、ざらざらした舌は、獲物の骨に付いた最後の肉片までこそげとって食べるのに役立つ。エサは人間の気まぐれでいろいろと変わるが、自分で狩りをして足りない栄養を補うこともある。

動物大図鑑トップへ