アジアゾウ

Elephas maximus
アジアゾウ
Photographed at Los Angeles Zoo in California
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
絶滅危惧種
食性: 草食
寿命: 野生: ~ 60 年
体長: 肩高 2 ~ 3 メートル
体重: 2000 ~ 5000 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 アジアゾウは、近縁種にあたるアフリカゾウよりも若干小さく、その小さな丸い耳によって、確認することができる(アフリカゾウの耳は、アフリカ大陸の形に良く似ている)。

 ゾウの耳は、この大型動物の体を冷やすために熱を放散する。しかし、それだけでは不十分なときがある。ゾウは水が大好きで、水を鼻で吸い込んではシャワーを楽しみ、体全体に吹きつける。

 ゾウの長い鼻には多くの機能が備わっている。においを嗅ぐこと、呼吸すること、トランペットのように音を鳴らすこと、飲むこと、そして、食べるために物をつかむことに使われる。鼻だけで、およそ10万もの異なった筋肉がある。アジアゾウは鼻先には、小さな物をつかむことのできる、指のような機能を果たす部分がある(アフリカゾウには2つある)。

 ゾウは植物の根を掘ったり、水を吸ったり、木の皮を剥いだり、時には戦うときに牙を使う。不幸なことに象牙は自らに危険を及ぼす原因ともなっている。象牙は一部の人間にとって非常に価値があり、それを取る目的で多くのゾウが密猟されてきた。象牙の取引は現在では違法だが、完全になくなってはいない。
 
 ゾウは植物の根、草、果物、木の皮などを食べるが、その量は膨大である。ゾウ1頭で1日に136キロの食料を消費する。食欲旺盛なゾウはあまり睡眠を取らない。その巨体を維持するために、ゾウは大量の食料を探しまわらなければならず、極めて長い距離を移動する。
 
 出産は、ゾウにとって大変な行為である。哺乳動物の中で最も妊娠期間が長く、およそ22カ月である。メスは、普通2~4年ごとに子どもを1頭産む。子ゾウの誕生時の体重は約90キロで、身長は約90センチである。なお、メスのゾウはその子どもたちと一緒に家族の群れの中で暮らすが、オスは単独で行動する傾向がある。
 
 アジアゾウは、数千年前から家畜として飼育されてきた。倒木などの重量物を動かしたり、人間をその背に乗せたり、さらには戦いにさえ利用されてきた。

エサを食べるアジアゾウ
Photograph by Tim Laman
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