伊勢武史 森から地球環境と生態系の未来を追究する

 地球温暖化をもたらす最大の要因は、大気中の炭素(二酸化炭素)が増加していることであり、それは地球全体の炭素循環の乱れともいえる。この責任は主に人間の活動にあるが、地球温暖化の全貌を解き明かすには、植物や海、微生物にいたるまで、あらゆるものごとの炭素収支を知る必要がある。
 伊勢武史さんは、そうしたあらゆるものごとのうち、森にフォーカスした。森にすむ植物や微生物など陸域の生態系である。生態系が将来どのように変化するのか、私たち人間の活動と環境保全をどのように両立すべきなのか、コンピューター・シミュレーションを駆使し理解することを目指す。
 1972年生まれ。京都大学フィールド科学教育研究センター准教授。

掲載号

ナショナル ジオグラフィック日本版2015年8月号特集「温暖化予測に挑む科学者」で伊勢武史さんの取り組みを特集しています。


1月号に付く118ページ特別別冊で、伊勢さんを紹介しています。

1月号に付く118ページ特別別冊で、伊勢武史さんを紹介しています。

連載 森で想う環境のこと・人のこと