第118回 日本でなぜ受けない?欧米の人気菓子

 その経済効果が、とうとうバレンタインを追い越したという日本のハロウィン。ところが、「こんなに盛り上がっているのに、まさか日本にないとは思わなかった!」とため息をついたのは、幼少時をアメリカで暮らした友人。アメリカのハロウィンの大定番菓子を探し回ったものの、都内のどこを探してもなかったというのだ。「外国人のお客さんが多いスーパーにも聞いてみたの。置いていたときもあったんだけど、日本では売れないので取扱いをやめたんだって」とくやしそう。

 子どもたちにとって、「トリック・オア・トリート(施しをくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ)」といってお菓子(食べ物)をもらいに家々をまわるのがこのお祭り一番のお楽しみだが、アメリカでは、そんなハロウィンには欠かせないお菓子があるという。それが、「キャンディーコーン」。オレンジと黄と白に彩られたトウモロコシの粒の形をしたお菓子だ。

 キャンディーコーンの業界一の老舗は米ジェリーベリー社。アメリカのカラフルな豆型菓子ジェリービーンズのメーカーとして知られた会社だ。キャンディーコーンは一説に、1880年代に米東北部の街、フィラデルフィアのあるキャンディー職人が発明したといわれている。ジェリーベリー社でも19世紀の終わりに前身となる会社が作り始めて以来、現在も当時と変わらぬレシピで作り続けている「由緒正しき」お菓子なのだ。もともとハロウィン向けに作られたわけではないようだが、その色合いから、この祭りのお菓子として定着したのだろう。

 今年初めて、近所の家々と「トリック・オア・トリート」のイベントを開催することになったという件の友人は、どうしても諦めきれないと、キャンディーコーンを海外から輸入した。そこまで彼女を虜にするお菓子ってどんなものなのだろう?と探検隊も興味津々。ちゃっかりお相伴にあずかった。

隊員のおやつなつぶやき