第3回 一度はやってみたい 火おこし

(写真クリックで拡大)

 子どもが必ず興奮する科学実験の第3回目は体力勝負?! 火おこしに挑戦です。現代ではマッチやライターを使えばあまりに簡単に火がつくので、火事の心配が先立ってしまうほどですが、そうした道具がなかったころは、火はたいへん貴重なものだったのです(実際におこしてみればわかります)。

 今回は古代のサイエンスを体感して、そこにも素晴らしい工夫があったことなどを実感してもらえればと思います。・・・かく言う私もうまく火がおこせず、失敗の連続でした。なぜ失敗したかを交えながら、うまくいく方法を紹介します!

それは失敗からはじまった

 木の棒と板だけで火をおこす! このシチュエーションにロマンを感じるのは私だけではないはずです。事実、子どもたちに「次回は火おこしだよ!」というとテンションが上がるのを感じます。今でこそ明るく言えますが、ここへたどり着くまでは苦難の道のりでした。

 挑戦したのは、板に棒を突き立てて、両手をこすり合わせるようにひたすら回転させて火をつける方法です。みなさんもどこかでご覧になったことがあるでしょう。原理は難しくありません。棒を回転させていると棒と板が削れておがくずが出てきます。さらに加速させると黒いおがくずになり、発火点を超えて火種となるのです。