第2回 まるで宇宙生物! イカを解剖してみよう

イカの血は青い?

 いよいよ解剖です。解剖というとメス! と思われるかもしれませんが、ほとんどはハサミでできてしまいますのでご安心ください。では、用意するものです。

●用意するもの
ハサミ(解剖用でなくても大丈夫ですが、使用後はよく洗ってください)、ピンセット、スポイト、ルーペ、小分けにできる容器、コップ、うすい過酸化水素水(商品名オキシドール)など

 まずは腹側の正中線の少し横を図のように切り進めます(正中線の下には血管があるのでそれを避けます)。切り終わったらゆっくり開きます(血管がじゃまをするので、少し開きにくいかもしれません)。

 開けると一番目立つのは肝臓です。銀色をした最も大きな臓器です。その脇にある白っぽいフサフサしたものがエラです。エラには血管が通じていますが、ちょっとヘンです。

(写真クリックで拡大)

「血管があるのに血がないよ?」と、子どもに聞いてみてください。
 実は、イカの血液はほぼ色がないのです。新鮮なイカですと、うすい青色のときもあります。ではどうしたら血液がみられるのでしょう?

 そこで酸素の出番です。
 うすい過酸化水素水をかけてみましょう。過酸化水素から血液に酸素が供給されると、血液はきれいな青になります。イカの血液は鉄ではなくて銅と酸素がむすびつくことで酸素を運びますので、銅イオンの色が出るのです。