第1回 夏休みの自由研究に! ピンホールカメラ

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 はじめまして、越澤(こしざわ)と申します。実験教室「サイエンス倶楽部」で小学生の子どもたちに実験を教えて20年以上になります。
 20年ですからもう、いろいろやってきました。気球やロケットを飛ばしたり、イカやブタを解剖したり、火おこしをしたり青銅鏡をつくったりと、とにかくいろいろです。その間に教室の数も増え、今では首都圏を中心に20カ所を超えるほどになりました。

 この連載では、私の経験に基づいて、「子どもたちが必ず興奮する実験」を順番に紹介していきます。
 実験に取り組むとき、子どもたちはとても豊かな表情を見せてくれます。科学研究において実験は仮説や理論が正しいかどうかを確かめることですが、子どもたちにとっての実験は「とにかく自分で試してみること」であり「やってみて現象を実感する」ためのもの。無心に工作し、初めて見る現象に驚き、実験に成功して喜ぶ。さらに「なんでだろう?」という思考が働き、より深く理解し、一歩一歩、子どもたちは成長していってくれます。

 ぜひ皆さんも、ご自宅で子どもたちと一緒に試してみてください。きっと子どもたちの目の色が変わってきますよ。

 さて、第1回目は、日差しの強い夏にうってつけのピンホールカメラです。子どもたちは、まさかこんなに簡単に像が映し出せるとは思っていませんから、驚かせるにはもってこいの鉄板実験です。さらに、ちょっとがんばれば写真のプリントだってできます。さあ、いってみましょう!