アメリカの昆虫料理本の著者がすすめる絶品レシピ3

人口90億人時代の食料問題を考えるとき、関心が高まっているのが昆虫食。養殖しやすく環境にやさしいタンパク源だ。『The Eat-a-Bug Cookbook(昆虫料理)』の著書があるアメリカ人作家が、三つのおすすめ昆虫料理を紹介する。

バッタのハンバーガー。ワシントンD.C.で開催された昆虫食イベント「ペストラン」では様々な昆虫料理が提供された(写真:Angie McPherson)

 昆虫を食べる国は、世界の国々の8割に上る。またその人口は、FAO(国連食糧農業機関)の推定によると19億人を数える。

 昆虫は食品として、とても優良だ。タンパク質含有率が赤身の牛挽肉に匹敵するほど豊富で、ビタミン、ミネラルもたっぷり含んでいる。甲虫だけで35万種以上と種類も多いし、養殖するにしても、牛や豚の飼育に比べて場所もとらず、環境にずっと優しい。

 なのに、なぜ昆虫を食べないのだろう?

 イギリスのビンセント・M・ホールトが著書『Why Not Eat Insects? (邦題:昆虫食はいかが?)』のなかで、こう問いかけたのは100年以上も前のこと。彼は当時、アイルランドをたびたび襲った不作とそれに続く食料不足を目の当たりにして、黙っていることができなかったのだろう。「牛や鶏、豚、魚を食べるのをやめて、かわりに甲虫や蜂、芋虫を食べればよい。腹はいっぱいになるし栄養も十分」と説いた。

献立に昆虫メニューを加えよう

 今、ホールトの主張にふたたび光が当たっている。気候変動や人口増加の影響で、食料に対する不安が現実になりつつあるなか、昆虫食への関心が急激に高まっているのだ。