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提供/宮武健仁

作品集

日経ナショナルジオグラフィック写真賞

 闇夜に輝くホタルや火山の噴火など「輝く光景」をとらえた組写真(上)で、「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞2013」のグランプリを受賞。2014年6月に米国ニューヨーク市で個展を開催し、本誌7月号「写真は語る」に手記と写真を掲載した。

 1966年大阪府生まれ、徳島市で育った。写真を撮り始めたのは小学4年のとき、お年玉で買ったおもちゃの白黒カメラで近所の風景や自転車で出かけて見つけた光景を撮るようになった。大学で写真工学を学んだ後、写真機器メーカーのスタジオカメラマンを経て、1995年に独立した。

「20年以上日本の自然を撮ってきて、この国の風景は水と火がつくったと思うようになりました」と言う。
 高知県の四万十川ではゲンジボタルが群れ飛ぶ幻想的な光景をとらえ、鹿児島県の桜島では闇夜に噴火する溶岩と稲妻の迫力ある風景を描き出す。

 撮影で最も興奮したのは、初めて桜島の撮影に行った時のこと。「いつ噴火するともわからないまま暗闇でこわごわ待っていると、真っ赤な火が音もなく飛び出してきて、10秒くらいして地の底から響くような爆発音がとどろきました。この時は、シャッターを押しながらただただ見入ってしまいました」

「地球が生きていて流動的な存在だと思えるような光景や、光る生き物などが見せる不思議な風景を撮っていきたい」と言う。


『ナショナル ジオグラフィック日本版』2014年7月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。

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