第3回 心療内科をつくりたい

――太田さんは著書「これですっきり! ハーブの心療内科」(しょういん刊、2006年)で「ハーブを治療に取り入れた心療内科をつくりたい」と書いています。これはどういうところから考えられたのですか。

 ハーブはお茶で楽しむほかに、芳香・消臭剤代わりに使われたり、料理に使うなど、古くからさまざまな利用法があります。また、薬としても使われてきました。

 日本では薬事法の関係で、フレッシュハーブや、ハーブティーとしてよく使うドライハーブなどのほとんどは医薬品ではなく食品として扱われています。

 しかし、たとえばドイツではハーブが医薬品として扱われていますし、欧米では医療にハーブが取り入れられています。最近「メディカルハーブ」という言葉を聞くようになりましたが、これは健康の維持や体質改善、病気予防、治療などに役立つハーブのこと。日本でも、メディカルハーブを医療に取り入れようという動きが出てきています。

 心療内科は、心と体の不調を両方一緒にケアしようという医療分野で、主に心身症を対象として心理カウンセリングも行います。私は、子どものころからカウンセリングを受けてきた経験から、メディカルハーブと心療内科を組み合わせて、心と体の健康を維持できるクリニックを開けたらいいなと思ったのです。

――心身症の経験もあるのですか。

 いいえ、心身症になったことはありません。子どものころ、少し変わった子だったのでしょうね。母親が心配してカウンセリングを受けさせたのです。

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