サハラ砂漠の華麗なムシたち ヒヨケムシ編(閲覧注意画像アリ!?)

 本編では紹介できなかった、サバクトビバッタ以外のムシたちとの出会いを。ついに最終回!

ヒヨケムシ

 最後に紹介するのは、インパクトとしてサバクトビバッタに匹敵する強烈なやつだ。

 ヒヨケムシ、と単に字面だけではひ弱なイメージを抱く。しかし、どう猛な肉食で、異形の生物。

 英語ではキャメルスパイダー。湾岸戦争の時に、砂漠でこいつと出会った米兵が「うぎゃー、きっしょくわりいぃぃ!」と叫んだという逸話(本当かしらないが)からも分かる通り、その姿形は、どうも地球生物の範疇をどこかではみ出している。

(写真クリックで拡大)

 昆虫ではない。スパイダーといっても、蜘蛛でもない。別の何者かだ。おまけに頭から尻の先まで優に5センチはあり、脚も長いから非常に大きい。体の質感は、カマドウマ的か。

 いったいどんな生き物なんですか、前野さん。

「夜に活発的に動いて、日中はほとんど見かけることはない、まさにその『日』を避けて出てくる虫っていうところから、ヒヨケムシと呼んでいると思います。で、肉食。バッタなんかもよく食べてますけども、その時の動きがキモイ! 顎が2列あるんスけど、それが交互にこう動いて、地球のムシの顎の動きじゃないッス」

サバクトビバッタを食べるヒヨケムシの動画はおそらく世界初公開とのこと。(動画撮影:前野ウルド浩太郎)

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