第61回 ピンクのクモと透明のゴキブリ、そして・・・

 次に紹介するのは、ゴキブリ。
 でも、よくみんなが嫌がる(ぼくも苦手な方の)台所の茶色や黒のゴキブリではなく、透明のゴキブリだ。

 夜、明りに来ていたのを採集し、白いどんぶりに入れて撮影した。触角を口できれいにしているところ。大きさは10~15 mmほどで、おそらくチャバネゴキブリの仲間だろう。でも、なぜ透明なのかはわからない。もしかすると昼間、森の木々の葉などにまぎれているのかもしれない。

 ついでに今の時期にぴったりのゴキブリもどうぞ。

 わかりました?
 このゴキブリ、オレンジ色の「目」と「口」が笑っているように見えるので、写真を並べて合成してみた。そう、ハロウィンゴキブリだ。

 もちろん実際にはそんな名前ではなく、ゴキブリのなかでも原始的な形態を保っているとされるムカシゴキブリの一種で、ホロコンプサ・ニティドゥラという。翅には色がついていない透明な部分がある。なんと「口」の真ん中の部分のオレンジ色は、胴部のオレンジが見えているのである。

 日本でもハロウィンは盛り上がっているだろうか。アメリカにいたころはかなりのお祭り騒ぎだったけれど、ここコスタリカはそれほどでもないようだ。

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ホロコンプサ・ニティドゥラというムカシゴキブリ(オオゴキブリ亜目:ムカシゴキブリ科: ツチカメゴキブリ属)
A ”halloween cockroach”, Holocompsa nitidula
体長:約 5 mm 撮影地:サン・イシドロ・デ・コロナド、コスタリカ(写真クリックで拡大)