第45回 植民地期のアメリカ南西部の姿を伝える廃墟

 今回は、17世紀、植民地期のアメリカ南西部の姿を今に伝える旅先を紹介します。ニューメキシコ州中央部にある、ソルト・ミッション・トレイルです!

米国ニューメキシコ州のソルト・ミッション・トレイルにあるアボ。フランシスコ会の伝道拠点だったキリスト教会跡の隣に、先住民プエブロ族の祭場「キバ」の円い跡が残る。
写真:Robert Shantz/Alamy(写真クリックで拡大)

 ニューメキシコ州中央部は、プエブロ族と呼ばれる先住民が暮らしていた地域。1600年頃からスペイン人が探検と入植を行い、カトリック教会の修道会の1つ、フランシスコ会が、いくつもの伝道拠点を築きました。廃墟となった教会や修道院は現在、プエブロ族の遺跡とともに、サリナス・プエブロ伝道拠点国立記念物区域で保護されています。これらを巡る景観道路が、ソルト・ミッション・トレイルです。

 主な見どころは北から、クアライ、アボ、グラン・キビラの3カ所。いずれにも、フランシスコ会が建設した教会や修道院の跡と、先住民の住居や祭場「キバ」の跡が残っています。しかし、飢饉や干ばつ、アパッチ族の襲撃などが原因で、スペイン人の入植から100年もたたない1670年代には、すべて放棄されました。乾いた土地で崩れゆく廃墟にたたずむと、人の世のはかなさを思わずにはいられません。

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