第6回 自ら3Dプリンタを操り成長する究極のロボット

 今、飯田さんの研究室で取り組んでいる萌芽的な研究について。

 それは、自ら成長できるロボット、だ。

 自己組織化の研究などというと、かなり前から語られ続けていて、どちらかというとコンピュータ・サイエンスの話かと思うのだが、飯田さんが試みているのは、リアルに自らの体を変化させ、成長するロボットだ。

「我々がつくってきたロボットって、今のところ、ほとんど役に立たない(笑)。本物の生物は、馬とか犬とか、役に立つものがたくさんいるのに、ロボットは何で役に立たないのかといろいろ考えていくと、やっぱり体の構造をどんどん変えて、積み上げていって、上質なものができるようになっていかなければと思いまして。ロボットが自分で形を変えていけるようなメカニズムの研究として始めています。今のところ、材料の研究になってくるんですけど」

 飯田さんが見せてくださったのは、イモムシのようなロボット本体が、本体とは違う塊を、自分にくっつけたり、切り離したりする様子だった。

これがどういう「自ら成長するロボット」なのかは次のページでどうぞ。(動画提供:飯田史也)