定番から意外な穴場まで。富士山撮影スポット14選


 旅先で富士山の雄大な姿を目にすると、思わずレンズを向けてしまう人が多いのでは。そんなふうに気軽に切り取る富士山もいいものですが、ちょっと足を延ばすだけで、あるいは視点を変えてみるだけで、もっと魅力的な富士山が撮れるかもしれません。晴れて世界遺産になる富士山。自分だけのお気に入りの1枚を手に入れるために、ここでは『富士山を撮る ココがベストスポット276』からおすすめの14カ所を紹介します。

 富士山撮影スポットの定番といえば、まずは河口湖。左右対称の美しい稜線を描くことから、これまで多くの絵や写真に収められてきました。

河口湖円形ホール付近
写真=津山宏和

 春の桜、夏の青空、秋の紅葉、冬に行われる「河口湖・冬花火」など、四季折々の風情が楽しめます。

 迫力のある山頂も。

富士河口湖町
写真=齋藤禎一郎

 もうひとつのメジャーなスポットが山中湖・忍野エリア。厳しい寒さに耐える力強い姿や、秋晴れに照らされる凛とした佇まいなど、裾野を長く伸ばす雄大かつ豊かな表情が魅力的です。

忍野村 内野
写真=金本文明

 朝日に赤く染まる夏の「赤富士」、雪が赤く染まる冬の「紅富士」も名物です。

山中湖 同友荘付近
写真=板津廣美

 このエリアからは、冬にはダイヤモンド富士も拝めます。

 自然とともに暮らす里山の人々を入れても味わい深いですね。

忍野村 新名庄川
写真=五十嵐俊夫

 ちなみに、忍野村には富士山麓では珍しく水田があり、「田んぼと富士山」でも定番です。

 西湖野鳥の森公園では、毎年冬に「樹氷まつり」を開催。富士山と氷瀑のコラボレーションは独特のダイナミックなイメージを演出できます。

西湖野鳥の森公園
写真=田窪道篤

 本栖湖の中之倉トンネル付近からは、夜明け前から日の出の頃かけて逆さ富士が。

本栖湖 中之倉トンネル付近
写真=片瀬和夫

 湖岸と富士山を挟む左右の山並みが描く構図が絶妙です。

 こちらは日の出前。

南アルプス市櫛形山林道
写真=小林誠

 見晴らしのいい眺めはやはり気持ちがいいもの。

 雁ヶ腹摺山からの富士山は500円紙幣に使われました。

大月市雁ヶ腹摺山
写真=高津秀俊

 飛行機から見る富士山は格別です。

富士山上空
写真=安部剛

 富士山上空を飛ぶ飛行機に乗るときはカメラを忘れずに!

 茶畑、海、新幹線……原野から線路まで、静岡県からは人々の暮らしのなかに根づく多彩な富士山を撮影できます。

富士宮市
写真=伊元真二

 春と夏にダイヤモンド富士が見られる朝霧高原の田貫湖。

富士宮市田貫湖
写真=木上博之

 元々は農業用水を確保するための人造湖ですが、いまは緑が豊かで、富士五湖と比べると静かな湖です。

 単独峰の富士山はもっとずっと遠くからも見られます。意外と身近なところからでも絵になったり。

茅ヶ崎市第一中学校入口交差点付近
写真=石川欽庸

 満月と富士山の組み合わせは「パール富士」と呼ばれます。

 海も負けていません。

藤沢市鵠沼海岸
写真=小島賢

『富士山を撮る ココがベストスポット276』には、撮影地の地図をはじめ、撮影データ等も掲載されています。

『富士山を撮る ココがベストスポット276』
富士山撮影ガイドの決定版ができました! どこから、いつ、どのようにすれば最高の富士山を撮影できるかがわかる地図付きの撮影地ガイド。山梨、静岡両県からだけでなく、神奈川、東京、長野などのエリア別、さらに春夏秋冬別の作例276点を収録。作例の撮影データもあり、どのように撮ればいいかも理解できます。