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  • 安芸市大山岬の岩礁と、岩にぶつかり飛沫となった荒波が、冬の夕陽を浴びて赤く染まった。
  • 高知市仁ノ海岸(にのかいがん)。風雨が去り、鉛色の雲の切れ間から現れた太陽は、襲いかからんばかりの大波に黄金色の彩りを添えた。
  • 仁ノ海岸で中秋の名月を撮影中、突然繰り広げられた月と稲妻の競演は、原始の地球にタイムスリップしたような光景だった。
  • 土佐市新居海岸のダブルレインボー。少し前に降った大雨は沖へ去り、差し込んだ光は天空に鮮やかな弧を描いた。
  • 強烈な引き波は、砂浜を自在に走り回り、やがて海へ帰る。その姿を見ていると海の中へ誘い込まれそうだ。仁ノ海岸にて。
  • 猛り狂う波は生命が宿ったようで、ちっぽけな人間など寄せつけない自然の脅威を見せつける。土佐市五色ノ浜にて。
  • 空の色を描いた砂浜と、天空に浮かんだ黎明の月。黒潮町
  • 夕焼けの仁ノ海岸
  • 空のブルーを映した渚に、一瞬、夕陽が射し込み、それは虹色に変わった。安芸市大山
  • 十五夜の月。室戸市
  • 原生林で乱舞するヒメボタルは、まるで森に浮かんだ銀河のようだった。四国山地
  • 四万十川源流。ここに降り注いだ雨は196キロの旅に出て、やがて太平洋に還っていく。高知県津野町
  • 渓流で休むミヤマカワトンボ。津野町
  • 雹(ひょう)の降る森の中に凛と立つアケボノツツジ。四国山地
  • 倒木の陰から突然現れたヒキガエルは『人間はここから出て行け』と言っているようだった。津野町
  • 霧に覆われた樹齢600年のトチノキ。四国山地
  • 一筋の木漏れ日となった夕陽は、原生林の林床を照らしだした。四国山地
  • 夜明けの近づいた森で、こちらを睨むオオコノハズクに出会った。思わず、森に入る許しを請う。津野町
  • アマサギ。その名の通り亜麻色の美しい羽を持つ。高知市
  • ノビタキ。高知県では秋の渡りの時期に姿を見るが、近年少なくなった。四万十市
  • 暗くなるのをじっと待つゲンジボタル。この葉の上で3回ほど明滅すると、ふわっと川面に飛び立った。梼原町
  • ゲンジボタルの死。命尽きてもなお、川面に揺られながら光を放つ。梼原町
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 高知の海の写真で、「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞2012」のネイチャー部門最優秀賞を受賞。本誌6月号「写真は語る」に手記と写真を掲載した。(最新の写真賞の募集概要はこちらからどうぞ

 森から川、海まで、幅広く高知の自然を撮影しているが、最近、力を入れているのは海。毎日天気図を読みこみ、天気の変わり目と見たらすぐさま撮影に出かける。その回数は1年に200日を数える。「光の状態が劇的に変化する時間をねらうんです」

 1954年高知県生まれ。20代のころ、野鳥の保護活動をしていたのをきっかけに、独学で写真を撮るようになった。撮影の際にも、人の都合ではなく自然の側に立つことを心掛けている。

「撮影が自然に何らかの影響を及ぼす可能性があるときは、撮るのを止めます。たとえば野鳥の巣は撮りません。巣に近づくこと自体が、野鳥にとって脅威だからです。そういう意味では、プロの写真家と言えないかもしれませんけれど(笑)」

 数年前、山で撮影用テントから野鳥を撮影していた時のこと。猟犬に追われたノウサギがテントに入ってきた。

「近くで鉄砲の音がする。ノウサギは、猟犬が過ぎ去るまでじっとしていました。20分間ほどでしょうか。私も一緒に息をひそめていた。宝物のような時間でした」


『ナショナル ジオグラフィック日本版』2013年6月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。

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