第2回 日本の半分が大雪になるわけ

 日本の国土の半分は豪雪地帯であり、そこに人が住んで活動しているという意味では世界でも希有な土地なのだという。雪が多いのは日本海側と北海道。そういう理解で間違っていない。政府基準の豪雪地帯に指定されているのはだいたいその範囲だ。

 では、どういうふうにして豪雪になるのだろうか。

 まず、とても素朴な考えとして、冬季に大陸から吹く季節風が日本列島の脊梁山脈にぶつかって雲を作り、雪を降らせる……。これ、中学校の理科レベルかもしれないが、ぼくはずっとそんな単純なイメージを抱いてきた。

「それは、山雪ですね。西高東低の冬型の気圧配置で等圧線が混んでいるときに起こりやすいパターン。でも、平地でも大雪になることもありますので、そればかりではないんです。里雪って、この辺では言っていますが」と佐藤さん。

 それはそのとおりだ。山にぶつかって雲ができるだけでは沿岸部の平地のドカ雪は説明できない。しかし、なぜか中学生の頃から、テレビなどで日本海側の大雪の映像を見るたびにそう思ってきたのである。ここは、じっくりと雪の降り方を聞いておこう。

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