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世界屈指の生物多様性を誇るエクアドルのヤスニ国立公園。その原生林で石油開発が着々と進んでいる。

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石油開発に揺れる熱帯雨林

世界屈指の生物多様性を誇るエクアドルのヤスニ国立公園。その原生林で石油開発が着々と進んでいる。

文=スコット・ウォレス 写真=ティム・レイマン、アイバン・カシンスキー、カルラ・ガチェット、デビッド・リトシュワガー、スティーブ・ウィンター

 エクアドル東部のアマゾン川源流域に広がるヤスニ国立公園。木々が生い茂る密林には、ピグミーマーモセットやアカホエザルといった10種のサルのほか、600種近い鳥がすみ、昆虫にいたっては1ヘクタール当たり10万種も生息する生物多様性の宝庫だ。そんな野生の楽園でいま、大規模な石油開発が進んでいる。

 2007年、エクアドルのコレア大統領は、ヤスニ国立公園の北東部に位置するITT鉱区での石油採掘を見合わせる用意があると表明し、その見返りに36億ドルの補償金を国際社会に求めた。この提案は「ヤスニITTイニシアチブ」と呼ばれ、エクアドル国内では幅広い支持を得てきたが、国際社会の反応はいまひとつ。大統領は、補償金が集まらなければITT鉱区の開発に踏み切る構えを見せている。

 ITT鉱区は先住民のキチュワ族とワオラニ族の居住域でもある。仮に開発が始まれば、手つかずの原生林だけでなく人々の生活にも大きな影響が及ぶ。石油開発はどこまで進んでいるのか。その実態を探ろうと、本誌の取材チームが密林に分け入った。

編集者から

 本誌がヤスニ国立公園を取材するのは、これが初めて。撮影対象は、熱帯雨林にすむ多様な生き物のほか、先住民の生活、石油開発の現場など多岐に及びます。写真はティム・レイマンなど5人の写真家がチームを組んで撮影しました。

 サルや昆虫といった生き物たちの写真を眺めてひと通り楽しんだら、本文もぜひ読んでみてください。日本はエクアドルからも石油を輸入しています。アマゾン奥地の地下深くからアンデス山脈を越え、太平洋を横断して日本にやって来る石油。その途方もなく長い旅を想像して、深く考えさせられました。(編集T.F)

この特集の写真家のプロフィールや過去の担当記事は、こちらのページで詳しくご覧いただけます。

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