第17話 いよいよ始まる! 原野の自給自足生活!

 湖を横断するために係留されていたモーターボートは、桟橋の撤去と共に陸に引き上げられ、代わりに鉄板で作られた細長く四角いリバーボートが浮かべられた。

 このボートは、主に狭い川を溯上するためのもので、どこにでも着岸できるように頑丈で平べったい船底をしている。

 スティーブは、このボートのエンジンの調子を確認すると、今度は、オリバー爺さんの小屋を訪ねた。

 爺さんは、入り口の戸を開けて外の光を部屋に入れて、その明かりの下で小さな木片を手斧でコツコツと削っていた。

(写真クリックで拡大)

「1つはできているけど、もう1つは、もうすぐじゃよ」
 爺さんは手をとめて顔をあげると、スティーブにそう言った。

「何を作っているのですか?」
 私はオリバー爺さんの手元を覗き込みながら尋ねた。

 彼は、すでにできているもう1つの方を私に差し出し、
「何か分かるかね?」と言う。