第13話 ジャパニーズ、極寒アラスカで熱射病死!?

 次の朝、私のベニヤ小屋に猫がやってきた。

 このロッジの食料庫の番をしている猫で、スティーブはこの猫は寒さが嫌いだからほとんど外に出ないと言っていた。

 その猫が、外で私のことを待っていて、ドアを開けた瞬間に中に入ってきたのだ。

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 猫はよく、新入りの者に挨拶に来る。

 以前も、牧場で働き始めたときに、猫たちの挨拶を受けた。

 遊んでなぶり殺したようなネズミを手土産に来る猫もいた。

 どうせならば、昨晩から来てくれていれば、湯たんぽ代わりに猫を抱いて寝て、あんなにも寒い思いをしなくて済んだのに……。

 などと思いながら、外に出ると、スティーブが歩いていて、私は彼に駆け寄った。

「昨夜は熱くて、寒くて、熱くて、寒くて、眠れなかったよ」