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  • 南イタリア、アドリア海に半島状に突き出た中世の城塞都市ポリニャーノ・ア・マーレ。左端の海から海岸広場、路地、市民広場、貴族住宅を経て市門までの南北約200mを表現。黒線は曲がり角。75枚の写真。
  • サン・ルッジェーロ通り(南イタリア、バルレッタ)。13~14世紀頃にできた街路には、アーチ状の玄関がリズミカルに続き、洗濯物がはためく。夕方には、住民が椅子を出して涼む光景が見られる。31枚の写真。
  • 17世紀には貴族の別荘地だったチュニジア、シディ・ブ・サイドの住宅街。チュニジアン・ブルーの青い窓と白壁が連なり、アラブ風の鳥籠のような出窓が印象的。28枚の写真。
  • アマルフィタニア通りの住宅街(シチリア、シラクーサ)。紀元前に遡るギリシア植民都市で、アラブ、南バロックの影響も色濃く残る。20世紀半ばからスラム化した時代があり、その痕跡も見られる。34枚の写真。
  • ジャマー・エズ・ジトゥナ通りの商店街(チュニジア、チュニス旧市街)。モスクを中心に、町が迷路のように広がる。市場や商店、学校、公衆浴場、カフェ、住宅などが密集。トンネルも多い。34枚の写真。
  • 伊根の舟屋(京都府伊根町)。丹後半島の先にある漁村集落で、船の倉庫と住宅を兼ねた「舟屋」という独特の住宅が海沿いに連なる。海から舟屋、海岸通り、母屋、参道を経て寺までの連続断面を表現。27枚の写真。
  • 宮川町通の京町屋(京都府東山区)。祇園の中でもとりわけ花柳界の伝統が色濃く残る町。昼間は人通りが少ないが、夕暮れとともに色気を帯びてくる。25枚の写真。
  • 月島の路地(東京都中央区)。1892(明治25)年に完成した埋立地で、整然とした路地が見られる。第二次世界大戦中に空襲を受けなかったおかげで、昔ながらの生活感ある町屋が残っている。28枚の写真。
  • 思い出横丁(東京都新宿区)。戦後の闇市の名残で、細い路地の両側に間口一間ほどの飲み屋が連なる。店同士が一体化して一つの建物のようになり、店内や客は丸見え。これも日本の伝統建築だろう。44枚の写真。
  • 秋葉原ラジオセンター(東京都千代田区)。戦後引揚げの電気無線技術者達が集まり、高架下に当時唯一の娯楽であるラジオの電子部品店を開いた。それが電気街の始まりで、店は今なお引継がれている。49枚の写真。
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 町並みを通りに沿って平行移動しながら撮影し、一枚に組み合わせた作品『Parallelismo(パラレリズモ)』を、本誌2012年10月号「写真は語る」に掲載した(上に本誌未掲載作品を含めたフォトギャラリーとして掲載)。

 「建築の世界に『連続立面図』という図面があるのですが、それを写真で置き換えてみた。つまり建築の目線で町を見てみたわけです」

 大学で建築学を専攻し、建築設計事務所で働いた後、写真家に転向した。路地や建物にまつわる写真を撮影し、雑誌などで発表するなかで、2008年、建築史家である陣内秀信さんの調査に同行して南イタリアの町を撮影した。記録のために撮った写真を連続立面風に並べてみると、「思い描いていた風景が浮かび上がってきた」。

 以後、同じ手法で国内の横丁や古い町並みを作品化している。1点の作品に使う写真は30~40枚。それぞれの写真のゆがみを補正し、切り抜き、つなぐ、といった制作に3~4週間かかる。そのかわり、たくさんの写真を組み合わせている分、拡大すると人の表情や食べているものまで見える。

 「路地の生活が面白い。次はアジアの国々で活気ある人の暮らしをパラレリズモで表現できたら」

『ナショナル ジオグラフィック日本版』2012年10月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。

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