多様な生物を育む“海のオアシス”である海山を、潜水艇ディープシーで調査した。

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大洋のオアシス 海山を探る

多様な生物を育む“海のオアシス”である海山を、潜水艇ディープシーで調査した。

文=グレゴリー・S・ストーン 写真=ブライアン・スケリー

 高さ1000メートル以上の海山の数は、推定でおよそ10万。海山の周辺は栄養豊かな海水に恵まれ、多様な生物をはぐくむ“海のオアシス”となっている。だが、研究者が直接調査する機会は数少なく、保護区として守られることもほとんどない。近年、底引き網を使った深海トロール漁がさかんになり、海山の生態系が深刻な被害を受けている。

 本誌取材班は、中米コスタリカの南西沖500キロの海中にそびえるラス・ヘメラス海山の調査に同行する機会を得た。国際環境団体コンサベーション・インターナショナルの海洋科学者グレゴリー・S・ストーンが、7日間にわたる潜水艇での生物調査をリポートする。

編集者から

 おすすめは、本誌92~93ページに掲載した31種類の「海山の生き物たち」。これほどまとまった数の深海生物が特集に登場するのは、おそらく2004年6月号の「モントレー湾の海底峡谷」以来です。深海生物ファンの皆様、どうぞご堪能ください。生物名を調べるに当たっては、『潜水調査船が観た深海生物 深海生物研究の現在』(藤倉克則・奥谷喬司・丸山 正=編著、東海大学出版会)がとても役に立ちました。

 ところで、今月号には「世界の海底」と題した特製付録が付いているのですが、その地図の中に一つだけ動物の名前が付いた海底地形があります。お暇なときにでも探してみてください。(編集T.F)

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