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  • 【トルコのロマ】世界最古と言われるロマの入植地、トルコ・イスタンブールのスルクレ地区に暮らしていたマスン・ドルゴン(30)の一家。2010年夏、取り壊し工事が続く築300年を超える自宅の前で。
  • 【トルコのロマ】マスンの自宅前に広がるのは、がらんとした風景。かつては多くの家が立ち並んでいた。妻のドネ(31)が悲しげな表情で更地を見つめる。
  • 【トルコのロマ】スルクレで現在も生活するマスンの自宅の居間の壁に、娘たちがクレヨンで描いた家族と家の絵。
  • 【トルコのロマ】狭いアパートでチャイ(トルコの紅茶)を入れるのは、マスンの兄アリ(45)の娘ネスリハン(20)。スルクレの自宅が倒壊し、一家でここに引っ越してきた。
  • 【トルコのロマ】息子のブルグン(1歳半)に母乳を与えるアイセル(40)。夫のアリが仕事を失った今、6人の子供たちをどのように育てていけばよいか不安だと話す。
  • 【トルコのロマ】スルクレの近くに引っ越したアリの娘ザラと息子ポラットが、自宅前で鶏の羽根をむしる。肉は業者に渡し、数羽を報酬として受け取る。
  • 【震災後の東北】雨で濡れた南三陸沿岸部の被災地の道路を歩く被災者(宮城県南三陸町)
  • 【震災後の東北】警戒区域内で行方不明者の捜索をする福島県警察。震災後、20km圏内での捜索がしばらく行われなかったが、4月上旬ようやく捜索が始まった。
  • 【震災後の東北】電気のない避難所で、家族の安否を確認するためにライトを手にする被災者の女性(岩手県大槌町)
  • 【震災後の東北】避難所となったスポーツセンターで生活する人々(宮城県気仙沼市)
  • 【震災後の東北】震災から1年後、積み重なったままの車(宮城県石巻市)
  • 【震災後の東北】身元不明者の仮埋葬の様子(宮城県山元町)
  • 【パキスタンの女性】2008年2月3日午前3時、結婚4カ月目を迎えていた、セイダ・コーセル(当時20歳)は夫のバヒール(45歳)から突然顔に酸をかけられた。バヒールからの日常的な暴力に耐えきれず、母の住む実家に避難していた矢先のことだった。酸による火傷で、顔から首にかけての皮膚は溶け落ちた(パキスタン北西部のタラップ村)
  • 【パキスタンの女性】2010年7月後半に発生したパキスタン大洪水の後、被害を受けた実家近くの村の様子を見にきたセイダ。周りの視線を気にして、公共の場では日が沈むまでの間、スカーフで顔を覆う(パキスタン北西部、タラップ村)
  • 【パキスタンの女性】左足太ももの皮膚を、アゴから首にかけて移植手術した。術後、皮膚をつなぎ止めていた金具を取り外す。激しい痛みを必死にこらえるセイダ(パキスタン首都近郊、ラワールピンディー)
  • 【パキスタンの女性】セイダの実家を訪れた、看護婦のベルキースと(パキスタン北西部、タラップ村)
  • 【パキスタンの女性】夜11時、月明かりの下で自宅の庭に敷かれた布団の上で就寝前にくつろぐセイダ(パキスタン北西部、タラップ村)
  • 【パキスタンの女性】モンターズ・ビビ(35歳)。9年前に就寝中に突然硫酸をかけられた。15歳の時に、父親から120ドルで売られ、当時55歳の現在の夫と結婚した。それを妬んだ夫の弟から硫酸をかけられたと確信している(パキスタン、ムザファルガー)
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 硫酸被害に遭ったパキスタン女性の作品で2011年の日本写真家協会の名取洋之助写真賞、東日本大震災後の東北を撮った作品で2012年DAYS国際フォトジャーナリズム大賞を受賞した、1983年生まれの気鋭のフォトジャーナリスト。
 本誌2012年9月号に、歴史ある居住区を追われたトルコ・イスタンブールのロマの人々の写真を掲載、上のフォトギャラリーにはパキスタン、東北の作品を加えて掲載した。

 写真家になったきっかけは、国際関係学を専攻した大学時代のこと。アフリカ西部の国ガンビアに滞在し、現地の新聞社に頼み込んでカメラマンとして働かせてもらった。「色々な場所を訪れるうち、なかなかニュースにならないような人々の暮らしを、写真を通して伝えられるような写真家になりたいと思うようになった」

 パキスタンでは、硫酸被害に遭った女性たちを撮影した。現地では、結婚を断った報復や家庭内暴力の延長で女性の顔に硫酸をかける暴力が1年に200~300件あるという。「被害者は私と同世代。彼女たちの人間としての強さや、女性らしい気品を伝えられたら」と、女性たちと一緒に生活をして写真を撮影した。

 震災後の福島では、住み慣れた土地を去った人々の思いを遺そうと警戒区域や避難区域を撮影した。そのとき思い出したのは、トルコでロマの人々を撮ったときのこと。「何世紀にも渡って営まれてきた人々の暮らしが確かにあったということを記録したい」という思いが同じだったからだ。

 2012年7月から約5カ月にわたって取材したキルギスの「誘拐結婚」の実態を、ナショナル ジオグラフィック日本版2013年7月号で発表。世界的に広く注目され、フランスの報道写真祭の特集部門で最高賞、全米報道写真家協会フォトジャーナリズム大賞の現代社会問題組写真部門で1位を受賞。2014年6月、自身初の写真集『キルギスの誘拐結婚』を上梓した。世界各地の「ニュースにならない人々の物語」を取材していきたいと語る。

上のフォトギャラリーは『ナショナル ジオグラフィック日本版』2012年9月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。


ナショジオ創刊125周年の記念イベント「もっと知りたい、地球のこと」(2013年10月14日開催)。登壇者のひとり、フォトジャーナリストの林典子さんは2013年7月号で話題となった「キルギス 誘拐婚の現実」を取材。その時の様子や取材を通じて印象に残るキルギスの女性などについてお話していただきました。

ナショジオクイズ

米国ニュージャージー州沿岸部では2012年以降、次々と家がかさ上げされていますが、その原因とは一体なんでしょう?

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